●14 龍安寺 等持院

2007/01/25

雪の庭 等持院

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雪が溶けてしまわないうちに金閣寺から「きぬかけの道」を下って次に入ったのが「等持院」です。(竜安寺はこの時修理中)

等持院
山号を万年山といい、もと仁和寺の一院であったが、南北朝時代の暦応4年(興国2年・1341)に足利尊氏が夢窓国師を開山として中興し、三条高倉の等持寺の別院とした。延文3年(正平13年・1358)尊氏の歿後この寺に葬り、その法名をとって等持院と名づけ、のち、等持寺を合併して臨済宗天竜寺派に属するようになった。
 足利氏の菩提所として堂塔伽藍は衣笠山麓に威容を誇ったが、長禄年間(1457~60)以来、しばしば火災にあって荒廃し、現在の建物は江戸・文政年間(1818~30)の建立である。場所はここです。(駒札より)

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天龍寺でも同じ「達磨さん」を見ました。(他の臨済宗の寺院でも達磨さんの掛け軸を見たような)臨済宗の寺院にだけ共通なのでしょうか?

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境内には尊氏の墓と伝える高さ5尺の宝筐印塔があり、庭園は東西に分かれ、西の庭は芙容池と称し衣笠山を借景にした夢窓国師作庭と伝える池泉回遊式であり 北側に義政公好みの茶室清漣亭がある。

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雪もここまで溶けてしまうと、ちょっと中途半端。さつき、つつじの頃に是非訪れてみたいものです。

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「衣笠山を借景にした」・・・ですが・・・大きな建物が建っていて全く衣笠山が見えませんでした。何故ここまで・・・と残念でなりません。
茶室清漣亭の左に本来なら衣笠山見えるのでしょうが、「ああ~」です。

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すぐ左に接近して建っています。

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方丈は、元和2年(1616)福島正則が建立した妙心寺海福院の方丈を移建したものと伝えられている。方丈南庭です。

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霊光殿には尊氏の念持仏といわれる利運地蔵像を安置し、左右壇上には足利各将軍と徳川家康の衣冠等身の木像が安置されています。

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金閣寺に続いて「龍安寺」に行ったのですがこの時、石庭の油土塀と柿葺屋根の全面葺き替えが行われていた為に拝観せず「鏡容池」の周りだけを散策してきました。

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2006/03/09

●龍安寺 桜と石庭

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臨済宗 妙心寺派 龍安寺 (りょうあんじ)

方丈の石庭・・・東西約25m 南北約10m。三方を油土塀で囲み、一木一草も用いず、白砂に15個の自然石を配する。
「虎の子渡し」の庭と呼ばれ、15の石が東から7・5・3で構成されているので「七・五・三の庭」とも呼ばれている。

龍安寺ホームページ  地図です。

今日のニュースで「白川砂」の違法採取で石庭などの白砂がピンチって言ってましたが、龍安寺では50年だか100年分だかストックがあるとのことです。
・・・が、ニュースに写る石庭の塀がまだ修復用の布で全面覆われていました。そういえば油土塀と柿葺屋根の全面葺き替えが3月31日まであるとか。ちょうど満開の桜にかかりそうです。

早く修復完成なら多分スゴイ人出でしょう。
古くて渋い色合いの油土塀はこのブログで堪能してください。

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「虎の子渡し」という中国の説話とは・・・
虎は、3匹の子どもがいると、そのうち1匹は必ずどう猛で、子虎だけで放っておくと、そのどう猛な子虎が他の子虎を食ってしまうという。そこで、母虎が3匹の虎を連れて大河を渡る時は次のようにする。母虎はまず、どう猛な子虎を先に向こう岸に渡してから、いったん引き返す。次に、残った2匹のうち1匹を連れて向こう岸に行くと、今度は、どう猛な子虎だけを連れて、ふたたび元の岸に戻る。その次に、3匹目の子虎を連れて向こう岸へ渡る。この時点で元の岸にはどう猛な子虎1匹だけが残っているので、母虎は最後にこれを連れて向こう岸へ渡る。つまり、3匹の子虎を渡すのに3往復半するわけである。

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龍安寺の石庭はこの様子を表わしたものだというわけである。

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次は正面の庫裏と鏡容池です。

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