■正伝寺 西賀茂の緑の中
臨済宗 南禅寺派の「吉祥山 正伝寺」です。場所はここです。
江戸初期の小堀遠州作「獅子の児渡し庭園」です。
つつじの刈り込みによって七五三調を表現した枯山水、比叡山を借景にした庭園。
つつじの上を獅子の子が飛び跳ねて渡る様に見立てたとされる。
山門から入って行きましょう。
池とお宮さん・・・龍が出てくるのでしょうか。
振り返って見ました。お地蔵様のお迎えです。
見えて来ましたよ。
お迎えは・・・ワンちゃんとニャンちゃんでした。
方丈は伏見桃山城にあって遺構で承応二年に移築されて本堂とされてものです。
襖絵は淡彩山水画で中国杭州西湖の真景。この障壁画は山楽の数少ない作品の傑作として美術史上特質すべきもの。(寺院のパンフレットより)
広縁の天井は関ヶ原の戦い直前の伏見城に立て篭もった武士の自決の血天井です(撮影が許可かどうか分らず)。未だに手、指の跡がくっきり見ることができます。(こことは逆に三十三間堂前にある養源院の血天井はほとんど日光は入らない状態で保存されていました)。
塀の外には大きな紅葉の木と枝垂桜があります。雪に覆われた庭園の美しい写真が飾られていました。桜、紅葉、雪に合わせて是非行きたいものです。
夏は涼みに行くのも良いですね。
京都の旅行本、写真集等が置いてあって「ゆっくりしたひととき」をお寺から提供されているようで嬉しかったです。抹茶もいただけます。血天井は遠慮気味に少しだけ。
鐘楼と背中の模様がカッコイイ~♪ニャンちゃんをもう一度。
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こちらは絶対によろしく♪
こちらも是非ともよろしく☆
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子供達が沢蟹を捕っていました。蛍もいるっていってましたよ。
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コメント
こんばんは ゆーしょーです。
正伝寺の本堂は、山門からかなり奥まった所にあるのですね。
りせさん、ここまで、自転車で来たのですか?お疲れさまです。
庭も綺麗に整備されて、この広縁に座っていると、心が落ちつきますね。
竜安寺らと違って、人も少ないでしょう。
こういう所へ、ゆっくり参拝したいものです。
今日も、たくさんの写真を見せて頂き、ありがとうございました。
投稿: ゆーしょー | 2006/06/21 00:08
★ゆーしょーさん こんばんは♪
正伝寺に来るまで2つお寺を廻っていますから大変です。
正伝寺へは30年ぶりくらいです。
山門からの道も覚えていた通りでした。
小さな寺院ですので見るところは少ないですが、参道が何とも良いです。
夏にもお薦めです。
お庭が結構雑誌に載っているようですが、ポツンとある寺院ですから訪れる人は少ないですね。
載せたい写真は出来るだけ載せる事にしていますが、多いかな?少ないかな?で迷っています。
投稿: りせ | 2006/06/21 00:55
庭を見ていて上を見れば
血天井。
思わず合掌しました。
投稿: 松風 | 2006/06/21 23:06
★松風さん こんばんは♪
血の色は感じませんでしたが、指の跡が生々しいですね。
その下で写真集を開いている、、、不思議だなあ。
そうか・・合掌しなくちゃいけませんでした。合掌。
投稿: りせ | 2006/06/22 01:57
本当?自転車でというのは 地図を見てバス路線在るのかな~と思いながら見せてもらっていたので 源晄庵より北側ですものね
山門も素敵ですがその奥の道好い所ですね このむし暑い時期行きたい所ですね
投稿: 美京 | 2006/06/22 12:35
★美京さん こんにちは♪
源晄庵、光悦寺などは地図からは近そうですが、車でないと合わせては行けそうにないでしょうね。
スポーツは出来ませんが、歩く事はイヤではありませんから自転車で行く事も億劫ではありません。
山門から玄関までの道がいいですよ。
ご住職が畑を耕しておられたり、わんちゃん にゃんちゃんがいたり、ほっとします。
投稿: りせ | 2006/06/22 17:24
こんばんは、私も何年か前行きましたよ。バス停から 結構歩くんですよね。いい運動になります。京都の中心から少し離れただけで、風景や家の造りが全然違う農家が多いからなのかな あの時 お寺にいたわんちゃんとにゃんちゃんにまた会えました!丸く刈り込んだ庭木と塀の向こうの山々なんだか ほっとする感じかします。
投稿: shimasi | 2007/09/30 17:38
★shimasiさん こんばんは♪
初めて行ったのは30年ほど前でした。お寺の下あたりは全く畑しかなかったです。「こんな所に、ゴルフ場??」そんな感じ。
結構遠いでしょ。下の山門からの道が何となく「山寺に行く」って感じで良いですね。
中は枯山水と本堂だけですが、緑のツツジ(サツキ?)と白壁、白砂がシンプルな美しさで好きです。
ワンちゃんは「お歳かなあ」って感じですね。いつまでも長生きしてね。
投稿: りせ | 2007/09/30 20:15
あちこち「歩いて」今日はこんなところにたどり着きました。
正伝寺ってどこ? 血天井って何?
調べてみました。 知らないことだらけで色々勉強になります。
投稿: 月の夢 | 2008/09/17 12:40
★月の夢さん こんにちは♪
京都散策お疲れ様です。目を休めてくださいね。
血天井って、最初は何故天井にそのようなおどろおどろしいものを揚げているのか不思議というか、気味悪かったのですが、自決の場を保存することで「供養になる」らしいのです。
でも、養源院(三十三間堂の向かい)は怖いですよ、説明も怖いし暗さも怖いです。
投稿: りせ | 2008/09/17 16:29