モダン山水の庭 重森三玲庭園美術館
シャープの液晶テレビ・アクオスのCM(吉永小百合出演)「モダン山水の庭」で一部の人に知られるようになった「重森三玲邸の庭」。重森三玲庭園美術館
重森三玲旧宅は、吉田神社の社家として名高い鈴鹿家の所有だったものを、昭和18年(1943)に東福寺方丈庭園などの作庭で知られる重森三玲が譲り受けた。
現在の重森三玲宅は本宅、書院など江戸期の建物の他 三玲が新たに設計して建てさせた二つの茶席と書院前庭園、茶庭、坪庭が作られている。
玄関・門と書院奥の天井です。
重森三玲旧宅は「招喜庵(主屋・本宅部)」と「重森三玲庭園美術館(書院・庭園部)」という二つの独立した文化施設です。年に数回、双方で共催事業を開催する予定で、第一回目が今秋10月の企画展です。
今は書院、前庭園、茶席の予約見学が出来ます。
詳しいことはこのホームページです。 地図はここです。入って見ましょう。
書院内側からお庭です。アクオスのCMでお馴染み。
書院内部です。
ここでお話を伺いました。
茶席。(掛け軸が正面にある写真は上手く撮れておらず残念です)。
桟、簾など素敵です。
襖・・・モダンですね。
釘隠しと紫陽花の魔除け。(魔除けじゃなかったかな?)
茶席前の庭園です。
雨に濡れた石が色を濃くしています。
梅雨の時期に、濡れた石と緑の美しい庭は素敵です。
重森三玲(しげもりみれい)(1896-1975)の代表作は「東福寺」方丈庭園、開山堂庭園、東福寺塔頭の霊雲院、芬陀院、龍吟庵、光明院。
大徳寺塔頭の瑞峯院。松尾大社庭園。などです。
サイトのスライドショー「庭園その1」に東福寺方丈庭園、開山堂庭園、東福寺塔頭の霊雲院、芬陀院、及び大徳寺塔頭の瑞峯院があります。是非見てください。
三玲の作風は、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園。
(以上、頂いた資料より抜粋)。
お抹茶の接待を受けながら、三玲のお孫さんで重森三明さんの説明をいただき、落ち着いたひとときを楽しみました。
後で重森三明氏が著名な美術家でいらっしゃることをネットで知りました。丁寧な説明、及び私の稚拙な質問にも親切にお答えいただきました。
有り難うございました。
※重森三玲旧宅の書院・庭園部は「重森三玲庭園美術館」として公開しております。
タイトルも「重森三玲庭園美術館」に変更しました。
◆ブログランキング応援クリックが、更新の励みになっています。宜しく。
---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---
こちらは絶対によろしく♪
こちらも是非ともよろしく☆
---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---
| 固定リンク
「▼重森三玲の庭」カテゴリの記事
- 東福寺 方丈庭園(2007.01.26)
- 重森三玲作庭の龍吟庵(2006.12.20)
- 松尾大社 Ⅱ 永遠のモダンの庭(2006.10.07)
- モダン山水の庭 重森三玲庭園美術館(2006.06.23)
「2 京大・界隈」カテゴリの記事
- 秋空の百万遍・知恩寺 手作り市(2006.09.16)
- モダン山水の庭 重森三玲庭園美術館(2006.06.23)
- もう一つの藤田嗣治展 関西日仏会館(2006.06.14)
コメント
りせさん、ブログを作っている今、京都に住んで、本当に幸せだと 思うでしょう。
ほとんどの観光地は、県内でも あちこちと離れていますが、
こと、京都に限り、京都市全体が観光地なのですから。
それに、観光本の発売でも、第1回配布は、京都!に決まっています。
それだけ、日本国中の人々は、京都にあこがれている証拠です。
前置きはこのくらいにして、
京都の市中に、「重森三玲邸」 なるものがあるのですね。
シャープの液晶テレビのコマーシャルで、吉永小百合がやっていますか?
立派な、石庭ですね。室内も落ち着いたいい感じですね。
こういうところへは、とても行けません。りせさんのお陰で見ることが出来るのです。
いつもいつも本当にありがとうございます。
スライドショーも見せてもらいました。
綺麗な庭ばかりで、楽しかったです。
投稿: ゆーしょー | 2006/06/23 11:30
はじめまして。私昨年の秋に初めて京都に行き、紅葉の美しさに
魅了され、体力と経済力が許すならば、春 夏 秋 冬 四季を
通して京都へ訪れたいとの願望をもちました。
でも、病弱で老齢年金暮らしの私には 夢のまた夢・・悲しく諦めていました。
ところが1週間まえに私の10年前購入の玩具のようなパソコンで
遊んでいたら、偶然に貴方様の「京都を歩く」に出会いました。
夢中で写真やスライドを見させていただきました。
家にいながら あこがれの京都のさまざまな様子を見る事が
できる幸せを感謝してしています。これからもよるしくお願いいた
します。 遠くの北海道に住む老女より
投稿: よ-こ | 2006/06/23 17:28
★ゆーしょーさん こんばんは♪
観光地京都。
昔を知っている者は今の京都を悲しく、淋しく思うことがあります。
いたるところの環境破壊を見ていますから、昔はこんな風景じゃなかった。もっと情緒があった。
観光に走る寺院に対しても複雑な気持ちを持っております。
それでもなお、京都は良いなあと思います。
「これ以上変わりませんように」と願っています。
アクオスのコマーシャルは昨秋に放送されていたようです。
スライドショー楽しんでいただけましたか?
知らないままに撮っていた東福寺等がありましたのでスライドショーをリンクしておきました。
投稿: りせ | 2006/06/23 21:30
★よーこさん 初めまして♪
コメント有り難うございます。
このブログを楽しんで下さっていて大変感激いたしました。
待っていて下さる方がおられると思うと作るのも嬉しくなってきます。有り難う御座います。
私の夢は「北海道を列車で一周」することです。
でも北海道は遠い。私もネットで北海道旅行をしていますよ。
紅葉の京都もいっぱいお届けしますから待っていてくださいね。
投稿: りせ | 2006/06/23 21:41
★重森三玲旧宅を取り上げていただいて有り難うございます。
当方の説明不足もあり、施設の補足説明をさせていただきます。三玲旧宅は「招喜庵(主屋・本宅部)」と「重森三玲庭園美術館(書院・庭園部)」という二つの独立した文化施設です。年に数回、双方で共催事業を開催する予定で、第一回目が今秋10月の企画展です。よろしくお願いします!
投稿: 重森三明 | 2006/06/24 19:18
★重森三明さん こんばんは♪
お越しいただきまして恐縮です。
その節は、落ち着いたひとときを有り難うございました。
補足の説明を記事の方に書き入れさせていただきます。
10月からの企画展を楽しみに待っております。
こちらこそ有り難うございました。
投稿: りせ | 2006/06/25 01:08
私の住んでいる枚方市香里ヶ丘団地のなかに重森三玲作庭の以楽公園があり美しい佇まいを楽しませていただいております。
さすがに格調の高い素晴らしい庭園で春夏秋冬趣があって大好きな場所です。
今月は29日まで園内の散策が許されています。
このまえ出町柳まで行って交番で重森邸を尋ねたのですが判りませんでした。また、折を見て見学させていただきたいと思っています。
投稿: WAKI | 2006/11/27 08:57
★WAKIさん 初めまして♪
コメント有り難うございます☆
ずっと前の記事ですのにコメントいただけて嬉しいです。
重森三玲氏の庭園が香里ヶ丘にもあったのですか。
力強い石の庭園だろうと思います。いつも見ることが出来無いのですね、ちょっと残念ですが教えていただきまして有り難う御座います。ネットで調べて機会がありましたら一度行ってみます。
重森三玲邸ですが、
京大正門前の道を 吉田神社の参道になる手前の 最初の鳥居のところで右に折れ、およそ100メートル南に進んで 突き当たりを左(山側)に曲がれば「べんがら色の塀」が見えて来ます。
嬉しくて、、、写真を追加しておきました。
投稿: りせ | 2006/11/27 11:10