御室 仁和寺 Ⅰ
平安時代前期に光孝天皇が創建に着手され、宇多天皇によって仁和4年(888)に完成、大内山仁和寺と名付けられた。
天皇は退位ののち出家して、仁和寺を住坊とし、30余年間修行に専心された。以後、明治維新まで約1000年間、皇子皇孫が門跡として法燈を伝えた。
応仁の乱の戦火で全伽藍を焼失し、双ヶ岡西麓に仮御所をもうけた時期もあった。
現在の伽藍は、江戸時代初期に徳川家光の協力を得て再建されたもので、
御所紫宸殿を移して金堂(国宝)とし、御影堂・観音堂・鐘楼・五重塔・経蔵・二王門(いずれも重要文化財)などは当時の建物である。
中門の西奥には「御室(おむろ)の桜」と呼ばれる里桜があり、遅咲きの桜の名所として有名で、名勝に指定されている。右京区御室大内 (以上駒札より)
泉涌寺を「御寺」(みてら)と言ったように、ここ仁和寺は「御室」(おむろ)と云い、皇室には「御」を付けてお寺は「御寺」、住まいは「御室」といいました。
仁和寺の二王門(山門・上の写真)は知恩院の「三門」、南禅寺の「山門」と共に京都の三大門と呼ばれています。この二王門は江戸時代の寛永14年(1637年)から正保元年(1644年)にかけて建てられたものです。
金剛力士像 阿形
金剛力士像 吽形
阿吽の像の後に恐~い狛犬さんを見てしまいました。
台風が来るのか来ないのか、降りそうで降らないのか、そんな日に出かけました。
御殿は、勅使門、白書院、黒書院、宸殿、霊明殿、白砂の南庭、池泉回遊式の北庭で構成されています。御殿に入ります。
中に入ります。
今日は白書院の前の白砂の「南庭」の紹介です。
お天気が悪いので色が無いです。右に見えるのは「仁王門」です。
宸殿から見た南庭と白書院です。
宸殿に通ずる渡り廊下から白書院で寛ぐ人を見ました。雨が降ってきました。
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左近の桜、右近の橘、 勅使門です。
※「池泉回遊式の北庭」は明日紹介します。
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コメント
こんにちは。ゆーしょーです。
御室の桜で有名な仁和寺ですね。
山門が堂々としていますね。
さすが、三大山門と言われるだけありますね。
ここへは、1回だけ来たことがあります。
投稿: ゆーしょー | 2006/09/23 13:57
★ゆーしょーさん こんばんは♪
三大門・・さすがにどれも大きいです。
阿吽の金剛力士像があるのはここだけです。
明日も仁和寺です。
投稿: りせ | 2006/09/23 21:40
こんばんは(^^)
御室桜(お多福桜)は遅咲きなので、まだ、満開の時を見たことがないんですよ(T_T)
後ろの成就山には、登りましたか?
「御室八十八ヵ所遍路」になっているとか?
私は、門前のお茶屋さんで待ってます^^;
投稿: きこ | 2006/09/24 02:19
★きこさん こんばんは♪
御室八十八ヵ所・・確か山の方の出口に「2時間」て書いてました。私も門前の御茶屋で待ってます。
満開の八重の御室桜は以前に入れてますので見てくださいね。
投稿: りせ | 2006/09/24 02:37