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2006/10/26

宇治田楽まつり

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多くの歴史に彩られた宇治は、源氏物語をはじめとする豊かな文化の舞台でありました。平安時代には宇治の白川に、「本座」と呼ばれる芸能民の集団があり、宇治の離宮際をはじめ、京都や奈良の祭礼で華やかに田楽を演じていたと伝えられています。しかし、その後、狂言や能が盛んになるにつれ、田楽は歴史の彼方に忘れ去られ、宇治の地からもその姿を消してしまいました。猿楽とともに日本の芸能の原点といわれる田楽は、まさに、宇治の失われた文化遺産といえるでしょう。
 10年前からこのような宇治の文化遺産を復興する活動がおこなわれ、平成15年からは宇治市民が主体となった「宇治田楽」が創作され、宇治の芸能祭りの伝統が生まれつつあるといえます。 宇治田楽まつり公式サイト

京阪宇治駅前

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朝霧橋にものぼりが並んでいます。

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中の島に行くとこのような舞台があり田楽まつりが行われる事を初めて知りました。

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通りを歩くと、祭りの衣装を着たり練習をしている人たちがいました。

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暗くなってから中の島の舞台に戻ってきました。

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宇治市出身の世界的パフォーマーのキム・チャンヘンの前座

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六嶋由美子さんの昔言葉の「かたり」は見事なものでした。

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火入れの儀(祭りの始まりです)

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入祭唱(にゅうさいしょう、田楽衆が、大地と空、宇治の人々に祭りの始まりを告げて歌います)

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訪い(おとない、夕闇に響く笛の音とともに、精霊が放つ月の雫が地面に落ちると、次々と無垢な子うさぎが生まれます)

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童舞(月の使者、子うさぎたちの舞)

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龍舞(宇治川に棲む水神の舞は、やがて飛竜を思わせるうねりとなり、雷鳴を轟かせます)

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言祝(ことほがい、歌詠みたちが、宇治の自然を讃え、田楽の面白さに喝采を送ります)

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惣躍り 破(そうおどり は、ひとびとは大地の恵み、稲の初穂を手に踊ります)

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宇治茶礼賛(うじちゃらいさん、宇治に古くから伝わる茶摘歌の旋律と歌詞をもとに、新たに創作した茶摘おどり)

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まだまだ田楽まつりは続いていましたが、私達は昨日紹介した「宇治神社」「宇治上神社」のライトアップに向かいました。新しい伝統を作って行こうという宇治の人々の熱気が感じられる祭りでした。

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紅葉の名所写真  「清水寺」 ((2004/12/8)
スイスの財団が実施している「新・世界七不思議」を選ぶ取り組みで、清水寺が最終候補地21の中に入りました。(木造建築だからかな 舞台の柱はスゴイから)
来年7月発表、投票で選ばれます。詳しいこと、投票はこちら

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21に選ばれたのは・・・
アテネ・アクロポリス、タージマハル、アルハンブラ宮殿、ローマ・コロッセアム、イースター島モアイ像、エッフェル塔、アンコールワット、万里の長城、他 強豪揃い。

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□【ライトアップ行事 京の夜の祭り 】」カテゴリの記事

コメント

宇治には何度も行っておりますが、こんなお祭りがあるとは存じませんでした…。
これは是非行って見たい。
でも大勢の人混みなんでしょうね…?

投稿: がんさん@大和の国 | 2006/10/27 11:35

★がんさん こんにちは♪
女流作家、紫式部の「源氏物語」にちなんで女流作家の文学賞などもあって、観光に力が入っていていますよ。
私の家からよりずっと奈良からの方が近いですよ。
紅葉にお薦めです。

投稿: りせ | 2006/10/27 11:44

 りせさん今晩は
 宇治田楽は、平安時代からずっと続いてきたものと思っていましたが、狂言や能が盛んになり、宇治の地から姿を消していたことが
解説でわかりました。それを復興する活動がはじまったのは10年
前で、平成15年から宇治市民が主体となった「宇治田楽」が創作
され、宇治の芸能祭りの伝統が生まれつつある。・・・とのこと。
 祭りの「のぼり」から数々の写真を楽しく拝見しました。
そうして、短期間のうちに、このような素晴らしい宇治の芸能祭り
を開催するまでに至った宇治市民の熱意に敬服します。
 「清水寺」が「新世界七不思議」の最終候補地21の中に選ばれたのですね。来年の7月発表が楽しみですね。

投稿: 中川 | 2006/10/27 22:30

中川さん こんばんは♪
コメントいつも有り難うございます。
もう全快なさいましたか? そう感じますが。

「宇治」は歴史はあるけれど「若い市」だと思います。
これから若い人たちが、宇治の文化を作っていくのかも知れません。
「世界の七不思議」 21の中からたった7つですね。
他の候補地を見たらそうそうたるものですね。大丈夫かなあ。
みんなで投票すれば・・(^^)v (^^)v 

投稿: りせ | 2006/10/27 23:32

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