舞妓さんのいる風景5 時代祭3
今日は時代祭の列のうち、鎌倉、室町時代の中世婦人列です。
上七軒歌舞会の舞妓さん、芸妓さんが務めます。また、大原女は大
原農協婦人会、、桂女は桂及び桂東婦人会の皆さんが1年交代で務
めます。いきがかり上、これらの方を含めて列の全てを紹介します。
(注・写真は2006・時代祭)
大原女(おはらめ)
洛北大原の婦人は古来、薪・炭等を頭にのせ、京の町へ売りに出る
風習がありました。これは室町末期の大原女姿で、『七十一番歌合』
その他の史料を考証した服装です。
桂女(かつらめ)
洛西桂には古来桂包(かつらづつみ)といい、婦人の髪を包む風習
がありました。この姿で街へ鮎や飴を売りに出たり、旧家には巫女と
して婚礼や出産に呪文をとなえに行きました。これを桂女と称し、本
列では室町頃の小袖に桂包した姿となっています。

淀君(よどぎみ)
太閤秀吉の側室で浅井長政の娘。豊公の寵愛をあつめ、秀頼公の
生母でもあります。本列は桃山時代を代表する豪華な打掛に間衣、
下着、小袖に刺繍の帯をしめ、扇を持った外出姿です。

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藤原為家の室(ふじわらためいえのしつ)
藤原為家の室(阿仏尼 あぶつに)は有名な『十六夜日記(いざよい
にっき)』の著者で、子息為相の領地争いのために鎌倉幕府に訴え
て東下りした時の旅姿です。市女笠に虫の垂衣(たれぎぬ)を垂れ、
半足袋(前半分だけの足袋)に草鞋を履き、道中安全を祈るお守袋
をかけ、訴状を文杖に差しています。従者は道中に必要な旅道具を
入れた唐櫃をかついでいます。

静御前(しずかごぜん)
源義経に愛された妾で白拍子(平安から鎌倉期にかけて流行した
歌舞を舞う遊女)、後に義経が謀反人として兄頼朝に追われ奥州に
落ちた後、捕えられて鎌倉に送られた。この時鶴岡八幡宮社前で
頼朝の意を気にせず、義経を恋い慕う歌舞を行ったことが有名です。
本列では白拍子時代の姿で水干(すいかん)、単小袖(ひとえこそで)、
白の切袴を着け、立烏帽子をかぶり鼓を持っています。童女(わらわ
め)一人が従い、絹傘を差しかけています。

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時代祭の衣装は、綿密な時代考証と千年の間都に培われてきた
伝等工芸技術によって復元された「本物」です。また、行列は京都
全域にわたる市民組織や五花街(かがい)、その他の方のボラン
ティアによって支えられています。各時代の京都ゆかりの人物たち
の衣装とともに、これらの市民のこころいきを感じることができる、
「生きた時代絵巻」でもあります。
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今日の一枚(古知谷 阿弥陀寺、11月18日)
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