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2007/10/06

京の滝めぐり2

     今まで撮った写真を整理しながら滝を紹介というアイデアはよかったと
     思うのですが・・・ 滝が写っている写真かなかなか見つからない、
     写真があっても名前や由来が分らない、などとボヤキながらお届けです。
     このシリーズは、ボチボチ行きますのでよろしく。

     青女の滝(あおめのたき) 法金剛院(7月)
     法金剛院は平安初期に天安寺として建立されたが衰退し、大治5年
     (1130年)になって待賢門院(藤原氏の出身で、鳥羽天皇中宮、崇徳
     天皇と後白河天皇の母)が仁和寺御堂として復興し、ここで晩年を過
     ごした。村上源氏・源師時(1075-1136年)の日記「長秋記」によると、
     待賢門院が舟で苑池を渡り御堂へ行く際に滝を高くすることを考え、
     仁和寺の僧侶徳大寺法眼静意に滝を五、六尺高くするよう指示したと
     いう。静意が滝の石組を発案し、仁和寺の石立僧伊勢公林賢もこの
     工事に名を連ねたという。林賢は、この滝の最初の作者とされ、三千
     院の往生極楽院横の有清園の作者とも伝わる。

     Imj_5888a

     Dsc29268a

     平安の滝 長楽寺(9月)
     法然上人の高弟隆寛律師(浄土宗旧長楽寺派々祖)や当寺で御
     落飾された建礼門院(平清盛の娘)などの御修行々場。石組の中
     には弁才天像など八体の石の佛さまと両側周辺に無数の石の仏
     さまがまつられ、古来よりの荘厳な行場の趣をとどめている。名水
     は奥院からの山の地下水が流れおち、「八功徳水」(はっくどくすい)
     と呼ばれる。八種の功徳とは、甘、冷、軟、軽、清浄、無臭、飲時
     不損喉、飲已不傷腹などの性質で、京の名水として知られる。

     Dsc30997a

       Dsc30994a

     染糸の滝 知恩院友禅苑(3月) 
     知恩院三門の北側にある友禅苑は,その名が示すように友禅染と
     縁のある庭です。もともとの庭がいつ築かれたのかは,明らかでは
     ありませんが, 元禄(1688-1704)頃の町絵師で, のちに染物の意
     匠に携わり友禅染の祖といわれる宮崎友禅斎の生誕三百年を記念
     して昭和29年に改修されました。庭は東から西に細長いつくりになっ
     ており,三門横の蓮池がちょうど中間になり,山際の奥まったところ
     には,「染糸の滝」と呼ばれる立派な滝があります。これはその名の
     通り,水流が滝石組みを伝い落ちるのではなく,滝口からすっと細い
     水糸を垂らしています。京都市文化観光資源保護財団HPより。

     Dsc16809a

     宮崎友禅の像、後ろにライトアップされた庭が見えます。(11月)

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     補陀落池の中央にある高村光雲作の聖観音菩薩像

     Imi_2757a

     洗蒙瀑 詩仙堂(6月)
     詩仙堂は、江戸初期の文人石川丈山の庵である。丈山は儒学、
     漢詩、書家、茶道、造園などに秀で、この住居に凹凸窩十境(おう
     とつか、でこぼこした土地に建てたすみかの十景)を見立てた。
     詩仙の間、嘯月楼、蒙昧(もうまい・知識が不十分なこと)を洗い去
     る滝・洗蒙瀑(せんもうばく)、その滝が流れ込む浅い池・流葉陌など、
     中国の漢詩をもとに繊細な感覚でこの敷地を築いた。

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     12月

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     Dsc13663a     

     今日も見てくださって有り難うございます。     

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9 ○○めぐり」カテゴリの記事

コメント

法金剛院は蓮の時期にかかわらず、ご立派な仏様が好きで、よく伺います。これが滝かい、と思うようなものですが歴史深い由緒ある滝なのですよね。ただ、一度も水が流れているのを見たことがありません。
part1・2ご掲載以外で私が見た滝は、山科の聖天さんの不動滝です。毘沙門堂のお隣なので、必ずセットで伺います。そのまたすぐ近くに有名なおそば屋さんがあると聞いていますが、どこなのでしょうか。

投稿: あしかが | 2007/10/07 08:11

★あしかがさん こんにちは♪
京都に住んでいながら今までは興味が無かったようで、あまり仏像を見てなくて(撮影禁止だからサッサーとしか見てないのですが)、この頃はゆっくり拝むようにしています。
「滝も水が流れていてこそ」で流れていないと生きませんね。聖天さんの滝はシリーズでいれます。ところでおそば屋さんは知りません。。。というより私はあまり京都名物とかに興味が無いというか、だから今宮神社のあぶり餅も今まで無理に食べようという気にはならなかったのですよ。

投稿: りせ | 2007/10/07 11:50

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