垣間見る京都3 丸窓
日本の古い建物では、円形の窓は特別な意味があったのかも
知れません。特に、茶室のような狭い空間ではこころがなごみ、
垣間見える庭がいっそう際立って見えます。
芬陀院(5月) 雪舟寺とも呼ばれる東福寺塔頭です。雪舟作とい
われる庭は後に重森三玲が修復したものです。
茶室の丸窓から東庭が見えます(10月)。
光明院(5月) こちらも東福寺塔頭です。格子によって丸窓が
三日月のように見えます。
少し斜めになりますが,、丸窓から波心庭が見えます。
白沙村荘(8月) 受付横の待合です。
おそらく延仁寺(9月) 今熊野から山の方に登ったところにあり、
寺の前には親鸞聖人の荼毘所(大谷派による)の碑があります。
少し不安定な回廊からの景色が見事でした。
指月亭(8月) 京の茶店で紹介した槇尾にある茶店です。
紅葉の頃がよさそうですね。
源光庵(11月) おなじみの本堂の「悟りの窓」と「迷いの窓」です。
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常照寺(11月) 吉野太夫ゆかりの寺です。
茶室は遺芳庵(いほうあん)、丸窓は吉野窓とも呼ばれます。
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コメント
おはようございます。
よく源光庵の紅葉が他の参拝客に邪魔されず写せましたね。
光明院も重森三玲作庭で、勧められて伺いましたが、朝陽が白砂に反射して目がチカチカしたことしか覚えていません。もちろん、丸窓があったことも。
投稿: あしかが | 2007/10/08 07:39
★あしかがさん こんにちは♪
源光庵の窓ですが、拝観者の中に暗黙の決まりができていたようで、皆さんその部屋の外に並んで座っていました。
光明院には花か紅葉のころにもう一度行って来ようとおもっています。丸窓の部屋は横でしたから、見逃されたのでしょうね。
投稿: りせ | 2007/10/08 13:08