京の名水1
寺社に行くとペットボトルに水を汲んでいる光景を見ることがあります。
名水として有名なところでは列をつくっています。おいしい水を求めて
毎日通う近所の方や遠くから来られる方もいるようですね。今日は神
社で見かけた水場です。
梨木神社 「染井」(そめい)
県井(あがたい)、醒井(さめがい)とともに京都の三名水のうち、唯一
現存しているもの。この水で染物を洗うと鮮やかな発色をしたことから、
「染殿」とも呼ばれたといわれています。
毎月、この水を用いた茶会が梨木神社で開催されています。立て札に
は、一度に5ℓ以上を汲むときは再度並びなさいとあります。
松尾大社 「亀の井」
お酒の神様の松尾大社の裏山にあり、霊亀の滝とともに大杉谷から
の湧水を水源としている。この水は延命長寿、よみがえりの霊泉とさ
れ、この水を酒の元水として造り水に混ぜて使うと酒が腐らないとの
言い伝えがあります。
亀の口からぶら下がっているのは、不純物を除く布袋です。
八坂神社 「祇園神水」
神社の本殿の下には、深い井戸(龍穴)があり、京都の龍脈は、こ
の龍穴と神泉苑を通っているという言い伝えがあります。そして、この
神水も同じ水脈だという説もあります。
また、この水は「力水」とも呼ばれ、飲んだ後に隣の美御神社にお
参りすると美人になるといわれています。
昔から祇園の芸・舞妓さんや化粧品業界の方に信仰されているとの
ことです。こちらの水は二・三滴つけるとお肌の健康を守り、飲用し
てはいけませんと書いてあります。「化粧水」ですね。
「下御霊香水」
下御霊神社の境内にあり、1992年に再掘され200年前の井戸が蘇った
ものとされている。ここは、鎌倉中期に公家の西園寺実氏の屋敷常盤
井殿があり、屋敷に「常盤井」があった場所です。いわれはともかく、
味はよいとのことで毎日汲みに来る方が絶えないところです。
錦天満宮 「錦の水」
錦市場の突き当りの新京極にあります。立て札には、「霊水泉、夏は
冷たく、冬は温かい井戸水」とだけ書いてあります。でも、近所の方や
料亭の方が毎日汲みにくるそうで、本当においしい水なのでしょう。
賑やかな新京極から一歩入ると別世界のこの神社の水を、一度は
味わってみるのもよいでしょう。
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今日の一枚はお休みです。
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