2008年1月の記事
2008/01/31
2008/01/30
2008/01/29
京の眺望6 法輪寺
嵐山渡月橋から山の方を見ると、正面に見える寺が法輪寺です。この
橋は、平安時代には法輪寺への参詣路として使われていたため、法輪
寺橋といわれていたそうです。法輪寺からは市内全体が見渡せます。
法輪寺のHPから
虚空蔵法輪寺は京都西山・名勝嵐山の中腹にあり、『十三まいり』の
お寺として知られています。
本尊虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は嵯峨の虚空蔵さんとして古くから
親しまれており、今昔物語・枕草子・平家物語などに記述され、智恵・
福徳・技芸上達そして丑寅年生の護本尊の仏様として知られています。
また、『針供養』『漆祖神』のお寺として全国から信仰を集めております。
また、境内には電気・電波を守護する鎮守社『電電宮』が祭祀されて
います。(向こうには左から、比良山、比叡山、大文字山が見えます)
春の新緑の季節には、虚空蔵様の恵を得ようと参詣する十三参りの
男女で境内は賑わいます。(手前は宝が池あたりの山)
今昔物語集には、虚空蔵菩薩が女に化けて、遊び好きの若い僧侶を
色仕掛けで仏道の道に導いたという「比叡の山の僧、虚空蔵の助けに
依りて智を得たる語」があります。(大文字山)
眺望シリーズの清閑寺で紹介した能「小督」にも法輪寺が登場します。
(天龍寺方面)
平清盛から逃れて嵯峨野に隠れる小督を、高倉天皇の使いの仲国が、
探し出すくだりです。法輪寺まできたときに川の向こうから琴の音がする
ので、仲国は引き返して車折神社の前の琴聴橋でそのしらべに聞き入った
ということです。(対岸の左に車折神社の門が見えます)
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2008/01/28
火の用心
境内に置いてある赤いポリバケツが被写体として気に入っていたの
ですが、そのうちにいろいろな消火器具が目についてきました。それ
もそのはず、京都の文化財は度重なる火災に見舞われてきました。
東寺南大門
同じく、北大門
伏見の宝塔寺
戦後に限って見ても、1950年金閣寺、1954年京都御所、1962年壬生寺、
1962年妙心寺、1966年大徳寺、1975年清水寺、1975年平安神宮、1987
年建仁寺両足院、1993三千院・仁和寺・青蓮院・伏見区田中神社、2000
年寂光院の火災があります。ほとんどが放火によるもので、重要な文化
財が焼失しています。(全焼しているわけではありませんが)
清閑寺 消火用と防火用?
源光庵 外にも中にもバケツ
大覚寺霊明殿 朱色の建物とマッチしています
消火栓、ホース、放水銃もよく見かけます、(石清水八幡宮)
鞍馬寺 僧正ヶ谷不動堂
神護寺
実相院 昔使われたと思われるポンプ
赤山禅院にも古いポンプがあります
皇宮警察は、皇族の護衛や皇居・御所などの警備を行う警察ですが、
警防業務として消防も担当します。(御所)
京都市消防局のポスター 画と題字は日本画家岩澤重夫のものです。
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高山寺石水院の善財童子
2008/01/27
2008/01/26
2008/01/25
つれづれ編 バックナンバー・タイトル一覧
「つれづれ編」の時のカテゴリー別です。
◆ こだわり風景→ ① ②
◆ シリーズ・特定こだわり風景
◆ シリーズ・垣間見る風景
◆ シリーズ・反射する風景
◆ シリーズ・動物
◆ 街で見た面白いもの
◆ 名言 格言
◆ 季節・・・空 花
◆ 老舗 茶店 屋台
◆ 名水めぐり
◆ 空 動物たち NO1
◆ 祭りの人物
◆ こだわり人物
◆ お知らせ
※続きは新しい「京都を歩くアルバム・つれづれ編」で。
*---*---*---*---*---*---*
2007年2月、「つれづれ編」として再出発してからのバックナンバー・タイトルです。
分りやすいかどうか?ですが 交互に色を変えています。
◆月毎にリンクがついています。
※タイトル
◆2008年3月
◇京都駅3月28日 ◇京都覚書 ◇タイトル変更 ◇京の空 冬空 ◇ただ今引越し準備中
◆2008年2月
◇赤の宮神社 ◇狛狐 伏見稲荷大社 1 ◇反射する京都7 水面 ◇京の眺望8 ◇京の滝めぐり6 ◇六孫王神社 ◇田園風景 1 ◇京の占い師 2 ◇石仏 子安観世音 1 ◇京の眺望7 法の山 1 ◇狛鹿 大原野神社 1 ◇人力車がある風景4 ◇垣間見る京都11 簾2 ◇はるかなる道 1 ◇反射する京都⑥ 床 ◇狛犬 貴船神社奥宮① ◇たそがれ京都 岡崎疎水 ◇結び木① ◇京のわんこ⑨ 散歩注意 ◇垣間見る京都⑩ 簾
◆2008年1月
◇京の花 1月 ◇京の夕空⑤ 1月 ◇京の眺望⑥ ◇火の用心 ◇京の空⑥ ◇煙立つ京都 ◇雪が降る京都 ◇反射する京都⑤・ガラス窓 ◇供養塚 京のわんこ⑧・人ごみ ◇京の光と影② ◇京の眺望⑤・粟田神社 ◇池の亀 ◇蓑と笠 ◇反射する京都④・池面 ◇魔尼車と輪蔵 ◇垣間見る京都9・菱格子 ◇京の眺望④・清閑寺 ◇たそがれ京都・田中神社 ◇たそがれ京都・河合神社 ◇京の屋台・平安神宮 ◇たき火・かがり火 ◇ワンちゃんの初詣 ◇京の屋台・下鴨神社 ◇大豊神社の四季 ◇大文字山の初日の出
◆2007年12月
◇2007年総集編 ◇京の眺望③・円通寺 ◇街で見かけた顔②・境内 ◇京の夕空・12月 ◇京の花・12月 ◇無人販売所 ◇京の空・12月 ◇Illuminated KYOTO ◇反射する京都③・晩秋の岡崎疎水 ◇垣間見る京都⑧・連子窓 ◇京の名水②・伏見の銘酒 ◇京の眺望②・金福寺 ◇十石船の四季 ◇飛行船が浮かぶ京都 ◇街で見つけた名言③ ◇京のわんこ⑥・嵐山 ◇垣間見る京都⑦・灯篭 ◇八幡・飛行神社 ◇街で見かけたロケ隊 ◇法然院の四季 ◇京の茶店⑦・二尊院 ◇京のにゃんこ③・F森神社 ◇船が浮かぶ京都④・乗船場 ◇たそがれ京都③・賀茂川 ◇京の鳥たち⑧・三条大橋12月 ◇京の眺望①・清水寺 ◇京の鳥たち⑦・庭鷺
◆2007年11月
◇京の花・11月 ◇京の鳥たち⑥・川鷺 ◇聖天さんの大根供養 ◇京の夕空③・11月 ◇京のわんこ⑤・自転車 ◇京の空・11月 ◇京の名水① ◇京のふたり ◇祭と子供たち・葵祭 ◇祭と子供たち・斎王代御禊の儀 ◇祭と子供たち ◇大文字山の朝焼 ◇船が浮かぶ京都③・池の舟 ◇神主・巫女さんがいる風景④ ◇京の滝めぐり⑤・修行の滝 ◇反射する京都②・街灯 ◇京のわんこ④・境内 ◇船が浮かぶ京都②・高瀬舟 ◇船が浮かぶ京都①・屋形船 ◇街で見つけた名言② ◇街で見つけた名言① ◇雨に濡れる京都 ◇街で見かけた面白いもの ◇ライトアップ京都・秋 ◇京のにゃんこ・三千院の杏ちゃん ◇たそがれ京都②・八坂神社 ◇たそがれ京都①・円山公園 ◇人力車がある風景③ ◇垣間見る京都⑥・花頭窓 ◇垣間見る京都⑤・花頭窓 ◇京の夕空②・川辺
◆2007年10月
◇北山ハロウィン ◇京の花10月 ◇京の空10月 ◇京のわんこ・まどろみ ◇清水寺・音羽の滝の四季 ◇時代祭2007・平安神宮 ◇時代祭2007・境町御門② ◇時代祭2007・境町御門① ◇時代祭2007・出発前 ◇立砂・盛砂③・銀沙灘と向月台 ◇京の鳥たち⑤ ◇狩野永徳展と菓子膳抹茶 ◇舞妓さんのいる風景⑥・時代祭 ◇舞妓さんのいる風景⑤・時代祭 ◇舞妓さんのいる風景④・時代祭 ◇舞妓さんのいる風景③・時代祭 ◇京の茶店⑥・大原野神社 ◇京の鳥たち④・群 ◇京の滝めぐり③・大原 ◇垣間見る京都④ ◇京の茶店⑤・松尾大社 ◇立砂・盛砂② ◇京のにゃんこ① ◇立砂・盛砂① ◇垣間見る京都③ ◇京の滝めぐり② ◇京の茶店④・清凉寺 ◇京の空②・飛行機雲 ◇京の滝めぐり① ◇京のわんこ・お散歩 ◇面白看板③・京都弁
◆2007年9月
◇京の花9月 ◇垣間見る京都② ◇京の茶店③ ◇上賀茂神社手づくり市 ◇京の茶店② ◇京の茶店① ◇反射する京都① ◇子供たちの願い ◇大文字山の四季 ◇京の鳥たち③ ◇京の鳥たち② ◇京の鳥たち① ◇京の夕空① ◇京の空① ◇知恩寺手づくり市① ◇神主・巫女さんがいる風景③ ◇人力車がある風景② ◇舞妓さんのいる風景② ◇人力車がある風景① ◇京の光と影① ◇京のわんこ・水遊び ◇垣間見る京都① ◇舞妓さんのいる風景①
◆2007年8月
◇神主・巫女さんがいる風景② ◇面白看板② ◇街で見かけた「舞妓」さん ◇お坊さんのいる風景② ◇神主・巫女さんがいる風景 ◇お坊さんのいる風景①
◆2007年7月
◇京都で見かけた結婚式 ◇「祇園祭」発見! ◇京の老舗 ◇京の老舗
◆2007年6月
◇夜の東山界隈 ◇百万遍の老舗 (阿闍梨餅 緑寿清水) ◇変わりおみくじ ◇面白看板① あじゃりもち
◆2007年5月
◇GW・京都の祭り ◇京大・吉田寮 ◇20日は三船祭 ◇ただ今・大修復中
◆2007年4月
◇味噌汁嫌いなのですが ◇春の風景を絵画風 ◇最初の言葉 ◇かぐや姫竹御殿 ◇東山花灯路・狐の嫁入り
◆2007年3月
◇街で見かけた動物たち② ◇街で見かけた動物たち① ◇京の街の灯り ◇街で見かけた顔・境内と駐車場 ◇かなりスッキリしましたが ◇屋根の上に
◆2007年2月
◇ぽかぽか日和 ◇寺院のプライド ◇舞妓体験・ニセ舞妓さん ◇つれづれ日記
2008/01/24
2008/01/23
供養塚
大事にしていた物、日頃お世話になっているものに感謝して、供養する
ために、いろいろな塚があります。写真を整理していて見つかったもの
を紹介します。人の墓ではありませんのであしからず。
亀塚・鯉塚 神泉苑 (池で飼っていた鯉と亀の霊をともらうためとか)
虫塚 化野念仏寺 (どのような虫か分かりませんが、念仏寺らしい)
花塚 北白川天満宮 (白川女発祥の地)
扇塚 五条大橋 (扇の発祥地)
扇塚 誓願寺 (芸道上達を祈願)
厄塚 吉田神社 (節分祭のときに大元宮につくられ、触れることに
よって参拝者の厄を落としてくれる吉田神社特有の厄除け法)
久志塚 安井金毘羅宮 (古い櫛や傷んだ櫛の供養)
爪塚 大徳寺黄梅院 (お琴の爪です)
筆塚 東福寺塔頭天得院 (廃筆、ペン、鉛筆などの供養)
文塚 随心院 (小町に寄せられた千束の文を埋めたものとか)
残念ながら、写真がありません。
おび塚 吉野太夫ゆかりの常照寺 (女性の心の象徴“帯”に感謝)
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2008/01/22
2008/01/21
2008/01/20
京の眺望5 粟田神社
平安神宮から知恩院に行く道の途中、青蓮院の横に粟田口の道標
があります。ここから粟田神社はすぐです。
本当の入口(鳥居)は三条通にあります。以下の説明は神社のHPから。
スサノオノミコト・オオナムチノミコトを主祭神として祀り、厄除け・病除け
の神と崇敬される。京都の東の出入口である粟田口に鎮座する為、古来
東山道・東海道を行き来する人々は旅の安全を願い、また道中の無事
を感謝して当社にお参りされ、いつしか旅立ち守護の神として知られる
ようになる。(参道はちょっとした坂道です)
祭には神輿に先行して剣鉾が巡行する。剣鉾は祇園祭の山鉾の原形
と云われており、 室町時代には祇園会が行われない際は粟田祭を
もって御霊会としたと伝えられる。
一説には奈良朝より活躍した粟田氏の氏神として創建された社とも云う。
境内からは叡山より愛宕山まで北山を望めます。
ガイドブックには五山の送り火が全て見えると書いてある物もあるそう
ですが、そうでもありません。
五山の送り火の際には船形、左大文字は正面にご覧いただけます。
妙法の妙の字は京都大学の新校舎でほとんど見えなくなりました。
(手前に平安神宮の大鳥居と京都市美術館が見えます)
右の大文字は元から半分くらいしか見えません。鳥居は探せば
見つかるかも。
HPの眺望の説明は正直ですね。それほど高くない場所にありますが、
市内北部の眺めはなかなかのものです。(吉田山と金戒光明寺)
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2008/01/19
池の亀
寺社の境内の池で、鯉や亀を見かけることがあります。デジカメになって
からは、何でも目につくものは見境もなく写真に撮ってしまいます。その
うち、亀はなんとなくのんびりした気分になるので好きな対象です。
龍安寺 鏡容池
南禅寺天授庵 池泉回遊式庭園
京都御苑 九条池
広沢池
大原野神社 鯉沢の池
松尾大社 重森三玲作の蓬莱の庭 これは本物ではありません。
平安神宮 栖鳳池
東寺 瓢箪(ひょうたん)池
こちらは 北大門前にある蓮池
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2008/01/17
2008/01/16
2008/01/15
魔尼車と輪蔵
それほど多くないのですが、寺院の境内で回転できる車輪のような
ものを見ることがあります。マニ車と呼ばれるものです。以下の説明
はWikipediaからです。
マニ車(マニぐるま、魔尼車)とは、チベット仏教で用いられる宗教用具
である。チベット語ではマニコロ(ma Ni 'khor lo)と呼び、転経器(てんき
ょうき)とも呼ばれる。(高台寺)
マニ車は円筒形で、側面にはマントラが刻まれており、内部には経文が
納められている。大きさは様々で、手に持てる大きさのものがあれば、
寺院などでは数十センチ、大きいものでは数メートルにも及ぶマニ車が
設置されている。マニ車を右回りに回転させると、回転させた数だけ経
を唱えるのと同じ功徳があるとされている。
新京極にある和泉式部ゆかりの誠心院に「鈴成り輪」があります。
この形のものもマニ車と呼ばれています。
東寺
釘抜地蔵で知られている石像寺(しゃくぞうじ)の参道にもあります。
向こうに見えるのは寄進された釘抜です。
本殿の前にはこのような輪蔵とよばれるものもあります。
輪蔵(りんぞう)とは、仏教の寺院内等に設けられる経蔵の一種で、
転輪蔵ともよばれる。
その起源は、中国南朝梁の傅大士によるものと伝えられており、輪蔵
の正面には、傅大士とその二子による三尊像が奉安されている。
(清涼寺の本堂右にある一切経堂、中に輪蔵があります)
経蔵の中央に、中心軸に沿って回転させることが可能な八面等に貼り
合わせた形の書架を設け、そこに大蔵経を収納した形式のものである
(回転式書架)。一般には、この経蔵を回転させると、それだけで経典を
読誦したのと同等の御利益が得られるものと信じらている。
マニ車も輪蔵も、願いを込めて回さなければご利益がないのでしょう。
あまり信仰心がない私でも、何かの作業をしながら念ずるということは、
少しは真摯な気持ちになるかも知れません。
知恩院と西本願寺にも輪蔵があるそうですが、まだ見ていません。
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2008/01/14
垣間見る京都9 菱格子
寺社の建物や門で菱形の格子をはめた扉や欄間を見ることがあり
ます。今日は菱格子を通して見た風景です。
河合神社
神社や寺院の内部で神体または本尊を安置する最も奥の部分(内陣)
と礼拝のための外陣の境に、透かし格子を設けることが多くあります。
菱格子はその代表的なものです。
鷺森神社
田中神社
御霊神社
下鴨神社
清水寺
高山寺 石水院
御香宮
垂木(たるき)や障子の組子、格子などを均等に並べないで、二本以上を
一組みとして並べる方式を吹寄といい、以下は吹寄菱格子です。
城南宮
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2008/01/13
京の眺望4 清閑寺
一年を通じて観光客でにぎわう清水寺から、子安塔横の山道を少し行
くと、清閑寺があります。この寺は、「歌の中山」という山号のとおり、昔
から多くの歌人が歌に詠んできました。
高倉天皇陵
天皇陵の右に清閑寺の参道があります。
高倉天皇の寵愛を受けた藤原成範の娘小督局(こごうのつぼね)は、
平家物語にも登場し、宮廷一の美貌で筝の名手といわれた女性です。
平清盛の娘で中宮の徳子を差し置いて、高倉天皇が夢中になって
いることが清盛の怒りをかうことになります。能「小督」は、清盛か
ら逃れて嵯峨野に潜んでいた小督を、高倉天皇の使いの源仲国
が探し出すくだりが舞台です。
仲国はためらう小督局を無理やり連れて戻り、高倉天皇の寵愛ぶりは
以前にも増したものになります。やがて小督局は懐妊して、範子内親王
を出産します。
徳子より先に天皇の子供を生んだことで清盛の怒りは頂点に達し、
小督局の髪を無理矢理切り出家させてしまいます。そして、範子
内親王をとりあげて、徳子の養子にします。
のちに、小督局は高倉天皇陵に近い清閑寺に庵を結び、隠れ住み
ます。生涯その菩提を弔い過ごしたといわれますが、晩年のことはほ
とんど知られていません。ただし、平家が滅び鎌倉時代になってから、
藤原定家が病に臥した小督局を見舞ったという記録があるそうです。
この場所から京が扇の様に見えることから、その要(かなめ)の
位置にある石は要石とよばれています。市内南部が見えます。
願いあらば あゆみをはこべ 清閑寺 庭に誓いの 要石あり
この寺で唯一残っている本堂の裏に回ってみます。
時代は過ぎて、鉄幹の父与謝野礼厳(1823-1898)は西本願寺の役僧
で歌人でした。明治29年9月妻を亡くすとその冬に清閑寺に隠棲しました。
年を経て 世にすてられし 身の幸は 人なき山の 花を見るかな
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2008/01/12
たそがれ京都 田中神社
昨日の記事で河合神社に寄った後、御影橋から東に田中神社に向か
いました。本編で紹介したことがある小さな神社のお正月が気になった
からです。
拝殿の横にある玉柳稲荷社
おしりかじり虫(NHKみんなの歌)が頭にこびりついていたので、
「金獅子頭かじり」は気になりました。まだ見たことがありません。
この神社の神鳥として飼われている孔雀たちも元気でした。
御影通に出ると、すっかり暗くなっていました。
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2008/01/11
2008/01/10
京の屋台 平安神宮
今日は今年初詣(を見)に行った平安神宮の屋台です。ここは参道が
長くて広いので、たくさんの屋台がならぶ様は壮観です。
大鳥居
ところで、このシリーズの「屋台」というのはどのようなものを指すので
しょうか。(参道の南側の美術館あたり、フランクフルト)
まずはWikipediaから、的屋 (てきや)とは
祭礼や縁日の境内、参道において屋台を出して食品や玩具等を売る
小売商を指す。または、射幸心を伴う遊戯(ゲーム)、射的やくじ引き
などを提供する街商(がいしょう)。(下鴨神社ではたこせんべいでした)
的屋(まとや)、大道商人、香具師(やし)とも呼ばれる。映画「男はつら
いよ」に登場するフーテンの寅のイメージで総括されるケースが多い。
難しそうですが、「三寸」とは、昔一尺三寸の台に並べて売ったことから、
小間物・菓子などを売る大道商人のことを指すそうです。
露天商(ろてんしょう)とは
的屋のうち店舗を持たず、祭礼、または縁日の境内、参道または恒
常的に道路・広場において、屋台を出して食品や玩具等を売る三寸
のことである。個人営業もあるが、全国の各地域に露天商の組合で
ある神農商業協同組合があり組合員も多い。
食品ではたい焼き、たこ焼き、お好み焼き、綿菓子、イカ焼き、リンゴ飴、
今川焼き、クレープなどが売られている。販売では、お面、おもちゃなど
の玩具など、動物ではひよこ、金魚すくいなどがある。(このあたりから
隙間なく屋台がならびます、いかやきは人気)
屋台は、露天(露店)のうち、飲食物を販売する(構造の)のものを指す。
スタンドも屋台と同じ意味で、「夜泣きそば」、「クレープスタンド」、
「ミルクスタンド」など、移動できる飲食店です。
「出店」ということばも屋台と同じように使われますが、もともとは本店
があり祭日などに臨時の販売をする店を指していたようです。吉田神社
の節分祭では、有名な漬物屋、和菓子屋、そば屋などの出店が並びます。
「夜店」は、もともとは「夜市(よいち)」等に夕方から夜間にかけて出
す露店を指し、通常は(台車・天秤棒の)屋台とは区別されていたよう
です。
ここまで、「店」を表すことばをいろいろ見てきましたが、的屋 (てきや)
は、その商売人を指すこともあります。(このたこやき屋さんは2軒分を
使っています)
なにか堅気とは違うイメージがありますが、現在は露天商という
のが普通なのかも知れません。
京都の観光地がある地域では、それぞれ露天商組合があり、店舗の
割り振り、周囲の清掃、ごみの(分別)収集などを共同で行っています。
この平安神宮では、昔からあるような定番のものを売っている屋台が
目立ちます。
いまでは、各地の手作り市やバザーなど一般人も店を出す時代に
なり、露天商も競争の激しい世界となっているようです。
そうこうしているうちに、平安神宮の大手門まで来てしまいました。
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2008/01/08
2008/01/06
2008/01/05
京の屋台 下鴨神社
宵山をはじめ、各地のお祭りや大きな寺社の前には屋台が並びます。
常設のものもあります。今年の初詣を機会に、ぼちぼち紹介していこう
と思っています。
元旦の下鴨神社 参道の中ほどから屋台が並んでいます。
そば屋さんは、奥に席があります。
ぜんざい
ホルモン焼
こちらも昔からおなじみですね。
たこ焼きは、安定した人気です。
みたらし団子
こちらのたこ焼き屋さんも行列です。
向いの和菓子屋さんにも行列。わらび餅?
ここの屋台は、昔からあるようなおなじみの店が多い気がしました。
その中で気になったのは、最近人気の「たこせんべい」。タコが入って
いるせんべいの上に焼きそばと卵がのります。
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2008/01/03
大豊神社の四季
大豊神社の存在を知ったのは3、4年前のことです。桜や紅葉の盛り
の哲学の道から一歩入ると、ほとんど訪れる人がいない参道や境内は、
それぞれの季節の風情を感じることができました。私の好きな神社の
一つです。今年の干支の狛ねずみのおかげで、全国的に有名になって
しまったようです。
4月
5月 一の鳥居は哲学の道の反対側にあります。鳥居と哲学の道の
間には茶店があります。
8月
11月
12月 冬は参道の入り口付近までしか行っていません。
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2008/01/01
大文字山の初日の出
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
大みそかは遅かったので、このまま初日の出を見ようと思い立ちました。
6時44分 そろそろかなと外に出ましたがこんな調子です。
6時39分 ネットで日の出時刻を調べると、7時05分とのことでした。
7時06分 日の出時刻を過ぎても出て来ません。山の陰に隠れている
ようです。雲が気になります。
7時18分 いつ、どこから太陽が顔を出すか分からないので、稜線を何度
も往復して見ますが現れる気配なし。
7時27分 この頃になると、山頂の左側から出てくることが分かりました。
7時36分 待ち構えていても、なかなか現れません。琵琶湖方面から
鳥が飛んで来ます。
7時44分 やっと出てきました。雲はいつの間にか消えていました。
7時45分
7時53分 一旦顔を出した太陽はまた雲に隠れてしまいました。
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太陽そのものをきれいに撮ろうと思いましたが、うまくいきませんで
した。かわりに、少し撮影のコツが分かった今日の月。