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2008/01/15

魔尼車と輪蔵

     それほど多くないのですが、寺院の境内で回転できる車輪のような
     ものを見ることがあります。マニ車と呼ばれるものです。以下の説明
     はWikipediaからです。

     マニ車(マニぐるま、魔尼車)とは、チベット仏教で用いられる宗教用具
     である。チベット語ではマニコロ(ma Ni 'khor lo)と呼び、転経器(てんき
     ょうき)とも呼ばれる。(高台寺)

     Imj_1278a

     マニ車は円筒形で、側面にはマントラが刻まれており、内部には経文が
     納められている。大きさは様々で、手に持てる大きさのものがあれば、
     寺院などでは数十センチ、大きいものでは数メートルにも及ぶマニ車が
     設置されている。マニ車を右回りに回転させると、回転させた数だけ経
     を唱えるのと同じ功徳があるとされている。

     Imj_1280a

     新京極にある和泉式部ゆかりの誠心院に「鈴成り輪」があります。

     Dsc61310a

     この形のものもマニ車と呼ばれています。

     Dsc61309a

     東寺

     Imj_2847a

     釘抜地蔵で知られている石像寺(しゃくぞうじ)の参道にもあります。

     Imi_6721a

     向こうに見えるのは寄進された釘抜です。

     Imi_6767a

     本殿の前にはこのような輪蔵とよばれるものもあります。

     輪蔵(りんぞう)とは、仏教の寺院内等に設けられる経蔵の一種で、
     転輪蔵ともよばれる。

     Imi_6731a

     その起源は、中国南朝梁の傅大士によるものと伝えられており、輪蔵
     の正面には、傅大士とその二子による三尊像が奉安されている。
     (清涼寺の本堂右にある一切経堂、中に輪蔵があります)

     Imk_6720a

     経蔵の中央に、中心軸に沿って回転させることが可能な八面等に貼り
     合わせた形の書架を設け、そこに大蔵経を収納した形式のものである
     (回転式書架)。一般には、この経蔵を回転させると、それだけで経典を
     読誦したのと同等の御利益が得られるものと信じらている。

     Imk_6722a

     マニ車も輪蔵も、願いを込めて回さなければご利益がないのでしょう。
     あまり信仰心がない私でも、何かの作業をしながら念ずるということは、
     少しは真摯な気持ちになるかも知れません。
     知恩院と西本願寺にも輪蔵があるそうですが、まだ見ていません。

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