魔尼車と輪蔵
それほど多くないのですが、寺院の境内で回転できる車輪のような
ものを見ることがあります。マニ車と呼ばれるものです。以下の説明
はWikipediaからです。
マニ車(マニぐるま、魔尼車)とは、チベット仏教で用いられる宗教用具
である。チベット語ではマニコロ(ma Ni 'khor lo)と呼び、転経器(てんき
ょうき)とも呼ばれる。(高台寺)
マニ車は円筒形で、側面にはマントラが刻まれており、内部には経文が
納められている。大きさは様々で、手に持てる大きさのものがあれば、
寺院などでは数十センチ、大きいものでは数メートルにも及ぶマニ車が
設置されている。マニ車を右回りに回転させると、回転させた数だけ経
を唱えるのと同じ功徳があるとされている。
新京極にある和泉式部ゆかりの誠心院に「鈴成り輪」があります。
この形のものもマニ車と呼ばれています。
東寺
釘抜地蔵で知られている石像寺(しゃくぞうじ)の参道にもあります。
向こうに見えるのは寄進された釘抜です。
本殿の前にはこのような輪蔵とよばれるものもあります。
輪蔵(りんぞう)とは、仏教の寺院内等に設けられる経蔵の一種で、
転輪蔵ともよばれる。
その起源は、中国南朝梁の傅大士によるものと伝えられており、輪蔵
の正面には、傅大士とその二子による三尊像が奉安されている。
(清涼寺の本堂右にある一切経堂、中に輪蔵があります)
経蔵の中央に、中心軸に沿って回転させることが可能な八面等に貼り
合わせた形の書架を設け、そこに大蔵経を収納した形式のものである
(回転式書架)。一般には、この経蔵を回転させると、それだけで経典を
読誦したのと同等の御利益が得られるものと信じらている。
マニ車も輪蔵も、願いを込めて回さなければご利益がないのでしょう。
あまり信仰心がない私でも、何かの作業をしながら念ずるということは、
少しは真摯な気持ちになるかも知れません。
知恩院と西本願寺にも輪蔵があるそうですが、まだ見ていません。
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