« たそがれ京都 田中神社 | トップページ | 垣間見る京都9 菱格子 »

2008/01/13

京の眺望4 清閑寺

     一年を通じて観光客でにぎわう清水寺から、子安塔横の山道を少し行
     くと、清閑寺があります。この寺は、「歌の中山」という山号のとおり、昔
     から多くの歌人が歌に詠んできました。

     高倉天皇陵

     Dsc46462a

     天皇陵の右に清閑寺の参道があります。

     Imj_1031a

     高倉天皇の寵愛を受けた藤原成範の娘小督局(こごうのつぼね)は、
     平家物語にも登場し、宮廷一の美貌で筝の名手といわれた女性です。

       Imj_1034a

     平清盛の娘で中宮の徳子を差し置いて、高倉天皇が夢中になって
     いることが清盛の怒りをかうことになります。能「小督」は、清盛か
     ら逃れて嵯峨野に潜んでいた小督を、高倉天皇の使いの源仲国
     が探し出すくだりが舞台です。

     Imj_1072a

     仲国はためらう小督局を無理やり連れて戻り、高倉天皇の寵愛ぶりは
     以前にも増したものになります。やがて小督局は懐妊して、範子内親王
     を出産します。

     Imj_1062a

     徳子より先に天皇の子供を生んだことで清盛の怒りは頂点に達し、
     小督局の髪を無理矢理切り出家させてしまいます。そして、範子
     内親王をとりあげて、徳子の養子にします。

     Imj_1061a

     のちに、小督局は高倉天皇陵に近い清閑寺に庵を結び、隠れ住み
     ます。生涯その菩提を弔い過ごしたといわれますが、晩年のことはほ
     とんど知られていません。ただし、平家が滅び鎌倉時代になってから、
     藤原定家が病に臥した小督局を見舞ったという記録があるそうです。

     Dsc46460a

     この場所から京が扇の様に見えることから、その要(かなめ)の
     位置にある石は要石とよばれています。市内南部が見えます。

     Imj_1041a

     願いあらば あゆみをはこべ 清閑寺 庭に誓いの 要石あり

     Imj_1042a

     この寺で唯一残っている本堂の裏に回ってみます。

     Imj_1058b

     時代は過ぎて、鉄幹の父与謝野礼厳(1823-1898)は西本願寺の役僧
     で歌人でした。明治29年9月妻を亡くすとその冬に清閑寺に隠棲しました。

     Dsc46450a

     年を経て 世にすてられし 身の幸は 人なき山の 花を見るかな

     Imj_1052a 

     今日もご覧いただき、ありがとうございました。お帰りの際には↓をよろしく!

 ブログランキングに参加しています。クリックして応援してくださいね  
   よろしく♪    にほんブログ村 旅行ブログへこちらもよろしく☆

     Imj_1069a

|

« たそがれ京都 田中神社 | トップページ | 垣間見る京都9 菱格子 »

1 こだわり風景2 (2008)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« たそがれ京都 田中神社 | トップページ | 垣間見る京都9 菱格子 »