狛鹿 大原野神社
ついこのあいだ貴船神社奥宮の狛犬をお届しましたが、狛犬以外の
動物が置いてある神社があります。一般には、神使(しんし)というそう
で、時には神そのものと考えられている場合もあります。
大原野神社参道 以下の写真は11月と12月のものです。
特定の動物が神の意志を伝えるという説話は日本神話の中にも見られる。
日本書紀の景行天皇記には、伊吹山の荒神(あらぶるかみ)が大蛇に化
身して日本武尊の前に現れたのを、尊は「大蛇は荒神の使いだろう」と
言ったという記述がある。紀の皇極天皇記には、猿を「伊勢大神の使」とし
て、その声で吉凶を判じたという記述がある。(Wikipediaから)
時代が下ると、神使とされる動物は、その神の神話における記述や神社
の縁起に基づいて固定化されるようになり、その神社の境内で飼育される
ようにもなった。さらには、稲荷神社の狐のように、本来は神使であるもの
が神そのものとして祀られるようにもなった。これは、神とは無関係に、
その動物自体が何らかの霊的な存在と見られていたものと考えられる。
狛犬ならぬ狛鹿でした。
ここからは、大原野神社のHPから、
大原野神社鎮座のあたりは古くから開けたところで、1万年以前の有柄
尖頭器が神社の山の手から発見されている。
延歴3年桓武天皇が都を奈良から長岡京(現向日市)に遷されたとき、
天皇はしばしば大原野に遊んで鷹を放たれた。藤原氏の人や多くの供奉
の人達はこの美しい風景を賞でて氏神春日大社の分霊を遷し祀ることに
した。これが当神社の起りである。
つまり、大原野神社は春日大社の分霊を遷したもので、狛鹿もそこから
来ているのでしょう。
ちなみに、春日大社の項には、
鹿は春日大社の神使であり、春日大社創建の際、茨城県にある鹿島
神宮の祭神が神鹿に乗ってやってきたと伝えられる(春日大社は鹿島
含め3社の分霊)。
結局、狛鹿は茨城県の鹿島神社とゆかりがあったのですね。
暗くなってきました。
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この一枚だけは4月です。左に黄桜が見えます。
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