■散策・30 松尾大社 梅宮大社 他

2006/10/08

華厳禅寺は鈴虫寺

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「鈴虫寺」の名前で知られる、妙徳山・華厳寺(みょうとくざんけごんじ)
松尾大社から歩いて10-15分くらいの所にあります。
秋だけでなく、一年中鈴虫の音色が聞こえる境内です。

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そろそろ4時です、少し辺鄙な場所のお寺だから人はいないだろうな~と思って入りました。(近くの有名な苔寺が今は一般拝観出来ませんし)

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それが何と、通された「鈴虫」のいるお堂は5ー60人の人でギッシリ。
じっくりお話を聞く余裕の無い私達は、誰もいない庭に出ました。

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そんなには広くないお庭でしたが、手入れが行き届いており、自然が凝縮されているようでした。

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写真をいっぱい撮って戻ってくると、ちょうどお話が終わったよう。

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お話を聞いておられた全員が細い道の庭園を一周して、最後に門を出たところの「幸福地蔵」さんにお願い事を・・・長~い行列になりました。

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若い人々が必死に願い事をしており、こちらの方がお目当てだったようです。

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4時半の閉門時間も近いのに、拝観の入り口には大勢の人が並んでいました。

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何も予備知識の無いまま、もっとひっそりとしたお寺を想像していましたが、鈴虫寺は観光名所になっていました。

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時間が無いので、お坊さんの有難いお話も聞かず、鈴虫も見ずに、お庭を一周して出てきました。その後、帰り道で見かけて初めて訪れたところは、300円も払ったことが恥かしくて紹介できません。それは、苔寺バス停の角にあります。

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参道下の門前の茶店

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2006/10/07

松尾大社 Ⅱ 永遠のモダンの庭

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松尾大社の「松風苑」は、昭和50年(1975)に昭和を代表する作庭家、重森三玲(しげもりみれい)の設計によって作庭されたもので、彼の絶作でもある。
三庭からなり用いられた200余個の石は徳島県吉野川の青石(緑泥片岩)です。

重森三玲(1896-1975)の代表作は「東福寺」方丈庭園、開山堂庭園、東福寺塔頭の霊雲院、芬陀院、龍吟庵、光明院。大徳寺塔頭の瑞峯院。松尾大社庭園。
重森三玲邸を訪ねたブログ「モダン山水の庭」はこちら(写真追加)。 (シャープのCM・アクオスで有名になりました) 重森三玲、及び重森三玲邸に付いてはこちら

「曲水の庭」(平安風)
松尾大社の最も栄えた平安期を表現、お手洗川の清水は七曲がりして丘麓を洗い、丘上には青石が点在してこれを見下ろす。
曲水の水、サツキ、洲浜の緑泥片岩など単純な構成ながらも配色にこだわっている。

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   「即興の庭」(当初なかった空間に即興で作った庭)

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「上古の庭」
松尾山中の「磐座」(日本庭園の原初形態で、御神体とした石)に因んで作られたもので、神を表徴する巨石を囲む岩石郡は森厳味溢れ、地上一面に植えられた丹波笹は高山の趣を表す。

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「蓬莱の庭」(鎌倉風) TOPの写真も。
曲水の庭、上古の庭からは離れ楼門横の茶店の裏にあります。
蓬莱の島とは昔、中国の人が東海中に不老不死の島があると考えた島です。
岩の間から噴出する水が鶴形の池に注ぐところ、多くの島が点在し、周囲を回遊しながら眺めると仙境に遊ぶ感がするという 池泉庭園。
(三玲が池の形を支持し、その後長男の完途が遺志を継いで完成させた)

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池の中にも

亀がいます。

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私の感じたことは、
周囲の建物による圧迫感もあり、庭園が少し狭いと感じました。
建物が木造ではなく、鉄筋コンクリート造であることが理由かも知れません。
巨石が固められているのは当然ですが、洲浜も小石がコンクリートで固められており 今まで見てきた庭園とは全く違うものです。
私の感覚は過去の庭園の概念に囚われていて、これが「モダン庭園」なのかも知れません。

これだけ多くの石の強さに感激いたしました。丁度前を行くグループの方を率いておられたのが三玲さんのお弟子さんのようで、当時の石を運ぶ苦労をされておりました。

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曲水の庭、磐座の庭を回った最後に霊亀の滝、亀の井があります、猪の罠も。

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昨夜は中秋の名月、雲の間から僅かに見えたお月様。
つきづきに つき見るつきは多けれど つき見るつきは このつきの 月

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2006/10/06

松尾大社 Ⅰ 境内

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松尾大社 
社殿の背後の松尾山を含む約12万坪が境内。松尾大社ホームページ
大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の二神を祀る。
大宝元年(701)秦忌寸都理(はたのいみきとり)が、松尾山大杉谷の磐座(いわくら)の神霊を勧請し、当地に社殿を建立したのが起りと伝え、平安時代には皇城鎮護の神として、また中世以降は醸造の神として人々の信仰を集めている。
宝物としては、等身大の男神坐像二体、女神坐像一体(ともに重要文化財)を有する。
西京区嵐山宮町 (以上駒札) 場所はここです。

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神輿庫 酒樽がいっぱい。

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本殿(重要文化財)は、「松尾造り」と呼ばれる珍しい建築で、天文11年(1542)に改築されたものである 

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拝殿

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南末社

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社務所裏のお手洗川に「霊亀の滝」があり「亀の井」という霊泉を酒造家は酒の元水としている。

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一ノ井川の山吹

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4月に行われる松尾祭は、桂川で神輿の船渡御があります。その舟です。

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松尾大社はお酒の神様だけあって、資料館があります。

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明日は重森三玲作の庭園ですが、茶店の窓に広がる「蓬莱の庭」で予告編。

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2006/10/05

桂川 松尾橋あたり

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「桂川」(かつらがわ)は京都府を流れる淀川水系の一級河川。流路延長107km。
京都市左京区と南丹市(旧美山町)との境の佐々里峠に源を発します。

嵐山で京都盆地に出て南に流れ→伏見区で鴨川を併せて→大阪府との境で木津川、宇治川と合流し→「淀川」となります。地図です。

京北町流域では「上桂川」(かみかつらがわ)→園部町に入ると「桂川」→亀岡市に入ると「大堰川」(おおいがわ)→亀岡市から嵐山あたりまでは「保津川」(ほづがわ)などと名を変え、嵐山から合流地点は再び「桂川」と称される。

四条通を真っ直ぐ西へ、ここは「松尾橋」です。桂川をもう少し下れば桂離宮です。 

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大文字送り火の「鳥居形」が良く見えます。

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北?北西?方面どっち向いているんだか?

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左の方のコブのある山が愛宕山です。

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鴨川に比べて河原が広々です。 水遊び

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昼寝

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バーベキューもしてましたよ。

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明日のブログはあの朱色の鳥居、「松尾大社」です。

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上流の嵐山の渡月橋あたりの紅葉の頃、あと一ヶ月半くらいでしょうか。

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幻想的な写真がありました。

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2006/05/28

■梅宮大社

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梅宮大社(うめのみやたいしゃ)の花菖蒲が咲き始めてきたようです。
写真は以前のものですから、まだこんなに咲いてないと思います。
これで4-5分咲き位のようです。地図はこちらです。

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寺院 神社に池はつきもの、これから花菖蒲、睡蓮が池の端を彩ってくれます。
早く見頃になってほしいなあ。6月中楽しめそうです。

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