2008/01/17
2008/01/15
魔尼車と輪蔵
それほど多くないのですが、寺院の境内で回転できる車輪のような
ものを見ることがあります。マニ車と呼ばれるものです。以下の説明
はWikipediaからです。
マニ車(マニぐるま、魔尼車)とは、チベット仏教で用いられる宗教用具
である。チベット語ではマニコロ(ma Ni 'khor lo)と呼び、転経器(てんき
ょうき)とも呼ばれる。(高台寺)
マニ車は円筒形で、側面にはマントラが刻まれており、内部には経文が
納められている。大きさは様々で、手に持てる大きさのものがあれば、
寺院などでは数十センチ、大きいものでは数メートルにも及ぶマニ車が
設置されている。マニ車を右回りに回転させると、回転させた数だけ経
を唱えるのと同じ功徳があるとされている。
新京極にある和泉式部ゆかりの誠心院に「鈴成り輪」があります。
この形のものもマニ車と呼ばれています。
東寺
釘抜地蔵で知られている石像寺(しゃくぞうじ)の参道にもあります。
向こうに見えるのは寄進された釘抜です。
本殿の前にはこのような輪蔵とよばれるものもあります。
輪蔵(りんぞう)とは、仏教の寺院内等に設けられる経蔵の一種で、
転輪蔵ともよばれる。
その起源は、中国南朝梁の傅大士によるものと伝えられており、輪蔵
の正面には、傅大士とその二子による三尊像が奉安されている。
(清涼寺の本堂右にある一切経堂、中に輪蔵があります)
経蔵の中央に、中心軸に沿って回転させることが可能な八面等に貼り
合わせた形の書架を設け、そこに大蔵経を収納した形式のものである
(回転式書架)。一般には、この経蔵を回転させると、それだけで経典を
読誦したのと同等の御利益が得られるものと信じらている。
マニ車も輪蔵も、願いを込めて回さなければご利益がないのでしょう。
あまり信仰心がない私でも、何かの作業をしながら念ずるということは、
少しは真摯な気持ちになるかも知れません。
知恩院と西本願寺にも輪蔵があるそうですが、まだ見ていません。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。お帰りの際には↓をよろしく!
ブログランキングに参加しています。クリックして応援してくださいね
よろしく♪ こちらもよろしく☆
2007/10/22
立砂・盛砂3 銀沙灘と向月台
今日は銀閣寺の銀沙灘(きんしゃだん)と向月台です。まずは、
6月と12月雪の日の写真から(他の写真も同じ)。向こうの建物が
銀閣(観音殿)です。
銀閣寺のHPの説明を見てみましょう。
「方丈前には白砂を段形に盛り上げた銀沙灘や円錐台形の向月台
があります。銀沙灘は月の光を反射させるためとか
向月台はこの上に坐って東山に昇る月を待ったものだとかの俗説
がありますが、
m
これら二つの砂盛りも室町時代まではとうてい溯り得ず、近世以後
の発想ではないかと思われます。しかしこのような奇想天外な行き
方は独創的で他に例がないでしょう。」
要するに、何のためなのかはっきり書いていません。ちなみに、
灘とは、大海原を意味し中国の西湖を模しているとのことです。
砂は、比叡山の一画から採れる白川砂とよばれ、花崗岩が風化し
たものです。京都の寺社の庭や立砂に使われています。上の写真
をよく見ると2種類の砂を交互に盛ってあるようです。
m
横から見ても2種類の砂の層になっています。白いのは雪。
ところで、慈照寺の観音殿が銀閣と呼ばれるようになったのは、江戸
時代に銀沙灘が造られた後だそうです。詳しい経緯は諸説ありますが、
「銀閣寺」という名がこの銀沙灘と関係があることは確かなようです。
オマケに、ライブカメラで偶然見つけた向月台の補修風景(2月)です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。クリックして応援してくださいね
よろしく♪ こちらもよろしく☆
今日の一枚(勝持寺 12月2日)
2007/10/10
立砂・盛砂2
一昨日に続いてのご紹介です。
八大神社(6月)
八大神社は永仁2年(1294年)に創建され、一乗寺の氏神。古くか
ら「北天王」(北の祇園)と称され、皇居守護神十二社中の一つにも
なっている。また、八大神社本殿西に、宮本武蔵が吉岡一門と決闘
した当時の”下り松(さがりまつ)”の古木が保存されている。宮本武
蔵像もあります。
12月
鷺森神社(8月)
貞観年間(859-77)創建と伝えられ、もと修学院離宮地にあったのを
元禄年間(1688-1704)に現在地に遷座。本殿、拝殿、手水舎は安永
4年、回廊は昭和42年の造営。スサノオノミコトを祀り、修学院、山端
地区の産土神である。5月5日の「さんよれ祭」は少年達が着物姿に
紅たすき、菅笠姿で手には扇子を持ち‘さんよれ、さんよれ’のかけ声
で鉦、太鼓で神輿とともにねり歩く。(京都市観光文化情報システム)
桜や紅葉の頃の参道は見事です。
大将軍神社(8月)
平安時代の頃には官の御用の瓦を焼いていた鎮守社と伝えられる。
西賀茂の産土(うぶすな)神で、本殿は上賀茂神社の片岡社本殿を
寛永5年(1628)から移建されたとのことです。立砂も上賀茂神社か
ら受け継いだものでしょう。一方、桓武天皇の平安遷都にあたり王
城鎮護を目的に京の四隅に大将軍を祀ったひとつであるという説も
あります。
ところで、Wikipediaによると、産土神は生まれた土地を領有、守護す
る神で、血縁を基にした氏神、氏子の関係に対し、郷土意識と強く結
びついた信仰意識にもとづく。そして、京都では中世に稲荷神社、御
霊神社、賀茂神社、北野神社などの有力な神社を中心に産土神を基
にした産子区域の観念が発達し、初詣をはじめ、成年式、七五三など
産土詣でをする風習が盛んになった・・・・とのことです。あまり観光客
に顧みられないこの神社にもそれなりの歴史があることが分ります。
最後に、おなじみの高台寺の方丈前庭「波心庭」(12月)
m
こちらは、昨年3月のライトアップ「京の四季」のときです。
上の写真の下側にある黒い影は、予め盛砂の部分を覆ったもの
です。画像を投影するスクリーンとしては、盛砂が目立ち過ぎて
邪魔になるのでしょう。マニアとしては少し残念ですが、横から
眺めれば輪郭が分ります。、
庭に降りて見れば、もっとよく見えます。ライトアップの演出家の
意図ではないかも知れませんが、この角度が「波心庭」らしい。
今日もご覧いただきありがとうございました。
2007/06/18
変わり おみくじ
毎日更新の「京都を歩くアルバム」はこちらに移転しています。
変わったおみくじ、可愛いおみくじなどです。
突然思いつくから、なかなか写真が見つからなくて。
岡崎神社の「うさぎおみくじ」可愛い~☆ 500円
ケースに並んだ「たまご」みたい。 記事はこちら。
鞍馬山・由岐神社の「天狗みくじ」・・・1個まともに置けば良かったです。
キーホルダーです。 記事はこちら。
松尾大社「樽うらない」 矢を射て当たった的で占う。記事はこちら。
市比賣神社の「姫みくじ」 記事はこちら。
貴船神社の「水みくじ」 読みにくくてゴメンナサイ。記事はこちら。
水に浸して浮き出た文字を見ます。(テレビによく登場します)
-------------------------------------------------------------
ブログランキングに参加しています。クリックして応援してくださいね
よろしく♪ こちらもよろしく☆
-------------------------------------------------------------
和歌をアレンジした由緒正しき「長建寺・おみくじ」。記事はこちら。
2007/03/06
境内と駐車場
毎日更新の「京都を歩くアルバム」はこちらに移転しています。
街中の駐車場確保は大変・・・で、お寺の敷地があるじゃない。
広々境内は・・・全~部駐車場。(こんな境内初めて)
お蔭で・・・この辺りの道路はスッキリでした。
地域に貢献・・・きっと安い筈に違いない筈である筈・・・
------------------------------------------------------------
ブログランキングに参加しています。クリックして応援してくださいね
よろしく♪ こちらもよろしく☆
------------------------------------------------------------
これは以前公開したお寺ですが、「責任を負いません」(お寺なのに冷たい)
あくまでも注意だけなのでしょうね。
2007/03/01
屋根の上に
毎日更新の「京都を歩くアルバム」はこちらに移転しています。
屋根といっても、一階の庇の上ですが。
一目瞭然、自転車屋さんですね。
-------------------------------------------------------------
ブログランキングに参加しています。クリックして応援してくださいね
よろしく♪ こちらもよろしく☆
-------------------------------------------------------------
その他のカテゴリー
1 こだわり風景2 (2008) | 1 こだわり風景1 (2007) | 2 シリーズ 特定の風景 1 | 2' シリーズ こだわり人物 1 | 3 シリーズ 季節・・・空 花 | 3' シリーズ 祭りと人物 | 4 街で見かけたシリーズ 1 | 5 垣間見るシリーズ 1 | 5'反射するシリーズ 1 | 6 動物シリーズ 1 | 7 こだわりシリーズ1 | 8 格言 名言 1 | 9 ○○めぐり | 9 老舗 茶店 屋台 | 9' 名水めぐり | ■■ ごあいさつ ■■ | ■■ バックナンバー タイトル一覧 ■■ | ■■ 空・動物たち NO 1 ■■ | ■ 京都の眺望 ■ | ■散策・00 京都駅 壬生 島原 界隈 | ■散策・01 ◆東本願寺~智積院 | ■散策・02 ◆博物館~豊国神社~六波羅蜜寺 | ■散策・03 ◆建仁寺~花見小路 | ■散策・04 ◆清水寺~三年坂 高台寺 | ■散策・05 清水寺の四季 | ■散策・06 ◆ねねの道 石塀小路~八坂神社 | ■散策・07' 三条 四条通 五条界隈 | ■散策・07 祇園白川(夜桜も) 柳の白川他 | ■散策・08 ◆八坂神社 円山公園~平安神宮 | ■散策・10 平安神宮 四季 | ■散策・11 美術館 岡崎界隈 | ■散策・12 ◆平安神宮~南禅寺~永観堂 | ■散策・13 東大路通 | ■散策・14 ◆哲学の道 (疎水沿い) | ■散策・15 ◆哲学の道 (寺院) | ■散策・17 京大界隈 吉田山 (紅葉は別) | ■散策・18 大文字山 五山送り火 | ■散策・19 詩仙堂・曼殊院・比叡山麓(紅葉別) | ■散策・20 大原 八瀬 (紅葉は別) | ■散策・21 蓮華寺 岩倉 修学院 (紅葉は別) | ■散策・22 鷹峯 円通寺 正伝寺他(紅葉は別) | ■散策・23 比叡山と延暦寺 | ■散策・24 鞍馬山~貴船神社 | ■散策・25 上賀茂神社 社家 深泥池 | ■散策・26 鴨川 賀茂川 高野川 | ■散策・27 嵐山 渡月橋 太秦 | ■散策・28 嵯峨野 竹林の道 鳥居本 | ■散策・29 高雄 槙尾 栂尾 周山 (紅葉も) | ■散策・30 松尾大社 梅宮大社 他 | ■散策・31 伏見 酒蔵 御香宮 十石舟 | ■散策・32 宇治 平等院 他 | ■散策・33 山科 醍醐寺 他 | ■散策・34 大山崎 大原野 西山(紅葉も) | ■散策・35 西陣 他市中の寺院 | ■散策・36 府下 石清水 岩船寺 他 | ■散策・37 ◆東山・花灯路 2005 | ■散策・38 ◆東山・花灯路 2006 | ■散策・39 ◆嵐山・花灯路 2006 | □0 【桜 花】 右京区 嵐山 嵯峨野 | □2 【桜】 御所 賀茂川 高野川 | □3 【桜】 東山区 左京区 疎水沿い | □4 【紅葉】 吉田山 東山 | □5 【紅葉】 大原 三千院他 古知谷 | □6 【紅葉】 嵐山 嵯峨野 西山も入ってます | □7 【紅葉】 詩仙堂 曼殊院 比叡山麓 | □8 【紅葉】 鷹ヶ峰 円通寺 光悦寺他 | □9 【雪】 雪の日の京都めぐり | □【イベント情報 ライブカメラ】 | □【ライトアップ行事 京の夜の祭り 】 | □【京都三大祭】 葵祭 祇園祭 時代祭 | ▼重森三玲の庭 | ● 1 京都御苑 梨木神社 盧山寺他 | ● 2 京都御所 仙洞御所 | ● 4 桂離宮 修学院離宮 | ● 6 南禅寺・ 南禅寺塔頭 水路閣 | ● 7 天龍寺・ 塔頭 | ● 8 相国寺 | ● 9 建仁寺 | ●10 東福寺・ 塔頭 | ●11 大徳寺・ 大仙院など塔頭 | ●12 妙心寺・ 退蔵院など塔頭 | ●13 泉涌寺 界隈 | ●14 龍安寺 等持院 | ●15 大覚寺 大沢の池 | ●16 御室 仁和寺 | ●19 二条城と近辺 | ●20 東本願寺 西本願寺 | ●21 伏見稲荷大社 | ●22 宇治・黄檗山 萬福寺 | ●23 下鴨神社 四季 | ●24 京都十六社めぐり | ●26 都七福神めぐり | ●知恩院 | ●金閣寺 | ●銀閣寺 | ●青蓮院門跡 | ★ 手作り市 | ★その他 | ★京都の大学 | ★京都の山を歩く | ★植物園 花だより | 文化・芸術 | 旅行・地域