行事・お祭り

2006/08/10

陶器まつりと六道さん

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五条坂の陶器市、数年行っていない間に随分変わったように思います。

京阪の五条駅から東山通までの五条坂。北側の通は京焼・清水焼の伝承の地で、陶芸作家・窯元・卸店・小売店が今でも軒を並べています。
「六道珍皇寺」にお精霊さんを迎えに行く人々で賑わうこの時期に、いわゆる二級品を陶器市として売り出したのが始まりで、お店の多い北側の通りにテントの店が並んでいました。
いつからか南側の通りに京都以外の地方の陶器のテントが並ぶようになりました。
初日の7日、夜に行ってみて、北側にも地方の陶器のテントがかなり多く並んでいるのに驚きました。「清水焼」の小売店が少なくなっているようで、空いた所に地方の陶器のお店が進出してきたようです。南側の通りはどうなっているのでしょうか?

尚、京都伝統産業の「京焼、清水焼」の陶器市は山科にある清水焼団地にて例年7月に行われます。今年は終わってしまいましたが。詳しいことはここです
「京焼、清水焼」の陶器市はこちらにシフトしてしまったのでしょうか。

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鳥獣戯画のモチーフは私も大好きです。

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京都の人々はお盆の前に、亡くなった人の精霊を迎えに8月7・8・9・10日に『六道さん』と呼ばれている六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)にお参りに行きます。
昔、私も祖母や母に連れられて「六道さん」のお参りに行ったものです。地図です。
お迎えするお精霊さん(おしょらいさん)の数だけ鐘をついてお迎えします、境内で見る地獄絵と大きなえん魔様の像に恐怖を抱き「悪い事をしたら舌を抜かれて地獄に堕ちるんだよ」と戒められたものです。

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西福寺、このお寺の角にも「六道の辻」の石碑があります。
六道とは、仏家のいう地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六種の迷界をいい石標の建つこの場所は、六道の分岐点。この世と、あの世を結ぶ交差点なのです。

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幽霊子育て飴
死後に墓の中で生まれた子供のために、幽霊となった母が毎晩買い求めたという飴。

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六波羅蜜寺、萬燈会。夏の夜に提灯の明かりが優しいです。

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京都のお盆は、お精霊さんがあの世へ戻って行かれるのを大文字焼きでお送りして終わるのです。六道さんと大文字送り火、一体の行事です。

猫の小物に出会うとふと目がいきます。

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2006/08/08

醍醐寺・万燈会 2

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醍醐寺は世界遺産です。京都の世界遺産はここ。

金堂です。

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お堂の中を大写し・・・。

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とても可愛い行燈で何枚も撮ってしまいました。
行燈は金堂の階段の左右に並べられます。

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気をつけてそーっと置いてね。

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無病息災、ご利益がありますように・・・煙を被ります。

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金堂への提灯の列です。写真は左右別々です。

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五重塔からお坊様たちが並んで金堂まで来られました。
見守る者たちは合掌をして通り過ぎられるのを見送ります。
アー合掌して無ーい人。(私もカメラで見てましたスミマセン)
お坊様達も一年に一度の行事で、若い方は慣れなくてぎこちなかったです。

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お経を唱えながらお坊様が帰って行かれます。
この後も法要は続くようですが、お腹も空いたし 私たちもお坊様と一緒に醍醐寺を後にして三宝院の庭園のライトアップを見て帰りました。

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提灯、ろうそく、護摩木、鐘つきなどの受付です。

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2006/08/07

醍醐寺・万燈会 1

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昨日の京都は、ぁ~38度でした。今日もそのようです。

醍醐寺(だいごじ) 世界遺産です。
成り立ち・・・空海の孫弟子理源大師聖宝が醍醐山上に草庵を営んだのに始まる。現存する堂宇のほとんどは桃山時代以降のものだが、どっしりと落ちついた五重塔(国宝)は天暦6(952)年の建立で、府内最古の木造建築物。
見所・・・三宝院(庭園は特別史跡・特別名勝)には、桃山時代の豪華な襖絵で飾られた葵の間、秋草の間、勅使の間(重要文化財)に続き、表書院(国宝)がある。
史跡に指定された境内は、下醍醐、上醍醐に分かれ、100余りの堂塔が散在する。
(京都府広報より)

夕日が沈み切る前にと慌てて下って来ました。五重塔に着いた時は空にはまだ夕焼けが残っていましたが、暗くなるのはあっと言う間。(昨日のブログの続きです)
普段は閉まっている女人堂との間の扉も開放。今夜は無料で醍醐寺境内に入れます。

施餓鬼供養法要が始まりました。

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子供達が作った燈籠に火が入ります。

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お坊様を先頭に並んで五重塔を回ります。

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一周して来ました。続いて「金堂」に並べに行きます。

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燈籠と行燈は「醍醐小学校」「醍醐中学校」の生徒によるものです。

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不動滝から下ってきて、「夕食はどこで食べようか」と食べる事を一番に考える私です。
お素麺の振る舞いがありました。
「おいくらかですか?」、順番が間近に迫って前の人に聞いてみました。「エッ」と言って指差された先の「三方」の上には小銭が置かれていました。

「振る舞う」といって必ず高い料金を取る寺院が多い中。たとえば冬の"○○炊き"とか・・・お年寄りが多く来られるのに何故あんな高額が取れるのか不思議でなりません。(私の気持ちとしてはここのように”志しが妥当”と思います)
この夜は三宝院も庭園がライトアップされていて、入場は無料でした。
醍醐寺も三宝院も無料・・・意外なところで見直しました。

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カキ氷などのお店も出ていました。

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鐘楼。鐘をつくには前もって券を購入する必要がありました。

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明日は灯かりに照らされた「金堂」と提灯、灯篭をお届けします。

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夕暮れの弁天堂と五重塔です。

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2006/08/06

醍醐寺万燈会・・その前に

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陽が西に傾きかけた頃に醍醐寺に到着しました。
醍醐寺万燈会が5日、夜7時から始まります。その前に女人堂から上醍醐へ。
頂上の開山堂までと思ったのですが、万燈会の始まりに間に合わなかったら・・・で、途中の「不動の滝」から引き返してきました。

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お坊様たちが万燈会の準備に醍醐寺へ向かわれます。

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参道は準備万端です。

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懐中電灯と杖を借りて女人堂から出発です。1時間ほどの往復でした。

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不動の滝に到着です。

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ちょっと一服して下りていきます。

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登りでは気が付かなかったライトが綺麗でした。

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夕日が真っ赤だったのですが・・・

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7時少し前に下りてきました。すっかり日が暮れました。

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「醍醐寺万燈会」は次回に続きます。女人堂の前の水場です。

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